CDを買いました

FLYING-GO-ROUND
（A-bee）

元気ロケッツへの楽曲提供等で知られるA-beeの1stアルバム。iTMSでの視聴段階では「最近ありがちなエレクトロ・ハウス系のアルバムだろうな」と思い、安牌枠として購入したのですが、実際フルで聴いてみたところ、無難とは程遠いマニアックな音使いにビックリ。とにかく繊細で感情的。爆音でガンガン鳴らすというよりは、イヤホンでじっくりと聴き込みたい曲が多いです。極端なパン振りや突拍子もないカットインが目立つので、こういうジャンルの曲に明るくない人にとっては少し退屈or苦痛かも。IIDXで言えば、「The end of my spiritually」や「COSMIC RAISE」が好きな人にはオススメ。



COPY
（Aira Mitsuki）

【関連】Aira Mitsukiのコピー問題
http://allabout.co.jp/entertainment/technopop/closeup/CU20080916A/

Perfumeのフォロワーとして地味に注目されていたAira Mitsukiの1stアルバム。まずもってジャケットがダサいとか、なぜ初回版のほうが曲少ないんだとか、デートピアといえばハレンチ☆パンチはどうなったんだとか、そういった諸問題を吹き飛ばしてくれるこの開き直ったパフォーマンスっぷりに清々しさを感じます。売り出し文句から昨今のテクノポップブームを大いに意識していることは伺えるし、楽曲タイトルやAira自身の身形を見ても無機質な近未来的アイドルを標榜していることは確実。もちろん、AiraにあってPerfumeに無い物もあるんですが、このままだと完全にPerfumeの影に隠れてしまって、脚光を浴びることなくライブラリの片隅を静かに埋めるアーティストとして完結してしまいそうなんですよね。実際はキャッチーで完成度の高い曲もいくつかあるので、どうにか生存の道を模索して頂きたい所存であります。Perfumeみたいな曲は好きだけど、Perfumeは嫌いだというウザい性格のアナタにオススメです。



beatmania IIDX 15 DJ TROOPERS O.S.T.
（V.A.）

いまさら語るべくもなく、特別欲しいわけでもなかったのですが、この際だからと動画製作用に購入。近作はそのコンセプトからなのか、「硬派で渋い楽曲が多い」との評が多く見られるのですが、実際はGOLD以上に派手でキャッチーな曲が多いんですよ。と感じます。あとはまぁ、キー音のへこみ具合を堪能するのが楽しいですよね。同じ曲でも、サントラ版ではキー音が抑えられて今まで聴こえなかった音が聴こえたり。いわゆる「サントラ化け」ってやつですが、なかなか賛否両論があって面白いです。


COLTEMONIKHA
（COLTEMONIKHA）

アパレルブランド「made in COLKINIKHA」を手がける酒井景都と中田ヤスタカによるコラボユニット、COLTEMONIKHAの1stアルバム。サウンドは一昔前のcapsuleって感じでしょうか。ボーカルを主体とした可愛らしい雰囲気の楽曲がメインです。最近のバキバキでこしこ空気なcapsuleがイヤという方にオススメ。まぁ音は近しけれど、こしこ嬢との声質の違いは明らかで、（あるとすれば）ここらへんで好みが分かれるのかもしれません。ただし「パーティキャロネイド」、この曲は無敵。